「え、公務員なのにキャリコン?人事担当?」
そんな風に聞かれることがあります。
でも、私は人事部門に配属されたことは一度もありません。むしろ、まったく関係ない業務を担当しながら、ある“モヤモヤ”をずっと抱えていました。
「この仕事、これからどう続けていこう…」
「この仕事で、自分は何か武器を学んでいるのだろうか」
■ キャリアは“委ねるもの”になっていなかったか
地方公務員の仕事は、安定していると言われます。たしかに制度面では恵まれている部分もありますが、「キャリア」を自分で描く機会は、あまり多くありません。
3年に一度の定期異動。どこで何を担当するかは人事に任され、「次は何になるんだろう?」と受け身になる日々。
私自身、知らず知らずのうちに“キャリアは自分で選べないもの”になっていたことに気づきました。
■ 若手との対話で、自分の過去と向き合った
ある日、若手職員と話していたとき、彼はこう言ってくれました。
「何を目指せばいいか分からないんです」
「いろいろ経験してるのに、自信にならなくて…」
その言葉に、かつての自分を重ねました。自分自身が悩み、迷いながら進んできた道。そして「どう関わればいいのか分からない」と、もどかしさも感じました。
■ キャリコン資格で、見えた“新しい道”
そんなときに出会ったのが、国家資格のキャリアコンサルタント。地方公務員には補助制度がなかったものの、自分のため、そして誰かのために、思い切って挑戦することに。
- 土日を使った講座
- 仕事や家庭との両立
- 久々の「学び直し」
正直、簡単な道のりではありませんでした。でも同じ志を持つ仲間と出会い、「聴く力」や「対話の姿勢」を学んだことは、何にも代えがたい財産になりました。
■ そして、Civireer(シビリア)へ
この経験をもとに「Civinity Career 研究所:Civireer」というプロジェクトを立ち上げました。
キャリアのことって、もっと自由に、もっと自分らしく語っていい。
「地方公務員のキャリア」は一つじゃない。だからこそ、誰かと一緒に考え、支え合える場をつくっていきたいと思ったんです。
今後一緒に、地方公務員キャリアについて“ちょっと立ち止まって考える時間”を作っていけたら嬉しいです。そしてその立ち止まるということこそが、皆様の未来への一歩だと信じて。
📎 この記事はnote記事をもとに再編集しています。
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